中南米左派政党フォーラム

利潤最優先でない社会呼びかけ

新自由主義の克服へ

 

中南米の左派政党や革新政党で構成するサンパウロフォーラムは8月29日までボリビアのラパスで第20回会議を開きました。

中南米は「ポスト新自由主義」の時代を迎えています。

 

ソ連崩壊後資本主義の勝利を意味する「歴史の終わり」と言われましたが今では「米国の絶対的なリーダーシップは行き詰まっています」

中南米では左派・革新の政権が次々と誕生し「ポスト新自由主義」のモデルが誕生しています。

 

中南米での変革の第1の成果は「革命的手段としての民主主義」

選挙で多数を得て変革に取り組んでいますがそれだけでなく、国民のたたかいや政治参加をよりどころに安定的な統治を維持しています。

 

地域機構も、アメリカ主導でなく南米諸国連合などで「自分たちが決め、自分たちで動かす」機構となっています。

「ポスト新自由主義」の将来は利潤優先でない「社会主義的、共同体的な社会」を目指す取り組みを行っていくように呼びかけています。

 

変革の途上で生じる緊張をロシア革命や中国革命では出来なかった民主的手続きで克服し、対立勢力も変革の陣営に包み込んでいくことが重要だと強調されました。